コラム1~3までは「終活」についてお伝えしてきましたが、今回は介護についてお伝えしたいと思います。
介護は、ケガや入院をきっかけに介護は突然始まります。突然の介護に慌てないためにも事前の準備が大切です。
日本の介護は2000年に大きく変わりました。この年に「公的介護保険制度」がスタートしました。介護保険制度ができる前は、1人暮らしや家族が介護をすることが困難な高齢者に対して、行政が判断して、利用する介護サービスを決めていました。行政の「措置」によって、行政が指示した介護サービスの提供を受けたり、行政が運営する介護施設に入居していました。「介護保険制度」の開始により、介護サービスを利用する高齢者は、介護保険料を納め一定額の報酬を支払って、介護サービスを利用することができるようになりました。また、民間の企業が介護ビジネスに参入することができるようにもなりました。介護を必要とする方やその家族が、介護サービスを提供するや事業者や入居する施設を選べるようにもなり、自分の選んだ事業者や施設と「契約」をすることにより介護サービスを受けることができるようになり、利用者は「お客様」になりました。
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